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日常/感想/二次創作小説※重要。小説へはカテゴリーの一覧から飛んでください。取扱CPはDRRR:臨静臨/APH:東西&味覚音痴/異説:78中心天気組/黒バス:赤降赤/VGユニット:騎士団航空海軍他。DRRRは情報屋左推奨中。TV小説漫画DVD所有。APHは東西LOVE独語専攻中。漫画全巻CD原作柄所持TV二期迄。異説はもう天気組愛。原作は7のみ。コンピ把握。81012は動画攻略wiki勉強。究極本厨。赤降気味でリバOK。VG擬人化フレイム・サンダー辺りとか。コメント・誤字指摘歓迎します!!転載とかはご遠慮願います。
No.
2024/03/29 (Fri) 17:35:45

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No.180
2012/06/27 (Wed) 17:25:50

CF!!VGのユニット小説、大君主と竜騎士のお話です。
うん、嵌るとは思っていました。YGOもBM師弟が好きなので…


 ドラゴン・エンパイア城内。
 
 
 執務室で、ドラゴニック・オーバーロードは各隊が纏めた、先の聖域連合との戦いの報告書に目を通していた。しかし、その手ははかどっていなかった。
 報告書を片手にぼんやりとしている様子を見て、ドラゴニック・ウォーターフォウルは溜息をついた。
「彼なら大丈夫ですよ」
「あぁ……」
しかしその返事は反射的なものだろう。そこに意思はなかった。
 オーバーロードは今、恋仲にあるネハーレン非常に気がかりなのだ。彼は今ドラゴンナイトとして、アンバー・ドラゴン“蝕(イクリプス)”の第四部隊に参加し、隣国といさかいを起こしたむらくもの制圧に出向いていた。常ならば彼はオーバーロード率いるかげろう第一部隊所属なのだが、先の戦いで負傷でした者の代わりを名乗り出たのだ。オーバーロードは反対を試みたが、ここでの意見は私権に他ならないと判断し、しぶしぶという形で了承したのであった。
 これでは仕事が進まない。そう思った矢先、不意にオーバーロードは椅子から立ち上がった。
「急にどうしたのですか」
ウォーターフォウルの言葉はまるで届いていないのか、じっと窓の外を見つめていた。かと思えば、何か見つけたようにはっとして、窓を開けベランダに飛び出した。
 その背を目で追い、更に視線を空へと向けると、すぐに理解した。
「オーバーロードさーん!」
こちらへと向かって飛行してくるイクリプス。そしてその背に乗っているのは紛れもなく。
「ネハーレン!」
イクリプスの背からベランダへと華麗な着地を決めた刹那、ネハーレンはオーバーロードからの抱擁を受けた。
「怪我は無いな、無事だな、大事無いな」
「はい、大丈夫です」
そう言って笑う顔に痛みは見られなかった。しかしよく見れば、紫紺の鎧には真新しい傷が増えていた。
 後からイクリプスも降り立ち、オーバーロードの前で膝を折った。
「かげろう第四部隊、抗争の沈静完了致しました」
「ありがとう、蝕。無理を言ってすまなかった」
「いえ、問題ありません。あと」
本件の報告書です。そう言ってイクリプスは数枚の書類をオーバーロードに渡そうとした。だが、既に彼の意識はネハーレンにしか向かっておらず、機会を逃してしまった。
「僕が代わりに受け取っておきます」
「…感謝する」
「いえ、後ですべて、彼に処理してもらいますから」
ウォーターフォウルはにこやかに、しかしどこか含みを持った笑顔で執務室へと歩いて行った。この場にいるのは間違いだろう、とイクリプスもそのまま本陣へと飛び去り、ベランダには甘い空気を醸し始めた二人だけが残った。
 
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プロフィール
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獅子えり
性別:
女性
職業:
大学生
自己紹介:
日本の真ん中あたりの都市に住処有。最近有名になった大学に在学。ドイツ語専攻中。ゲームは日常の栄養剤。小説書くのは妄想を形に(笑)本自体が好きという説明しがたく理解されにくいものを持っている。横文字は間違える。漢字は得意な方。英語は読み聞きはいいが話せない。他は自己紹介からどうぞ。
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