日常/感想/二次創作小説※重要。小説へはカテゴリーの一覧から飛んでください。取扱CPはDRRR:臨静臨/APH:東西&味覚音痴/異説:78中心天気組/黒バス:赤降赤/VGユニット:騎士団航空海軍他。DRRRは情報屋左推奨中。TV小説漫画DVD所有。APHは東西LOVE独語専攻中。漫画全巻CD原作柄所持TV二期迄。異説はもう天気組愛。原作は7のみ。コンピ把握。81012は動画攻略wiki勉強。究極本厨。赤降気味でリバOK。VG擬人化フレイム・サンダー辺りとか。コメント・誤字指摘歓迎します!!転載とかはご遠慮願います。
No.139
2011/11/17 (Thu) 03:48:00
本当に日常を書いてみたので、山もなければ谷もなく、平坦なつまらない文章です。
一応、ドイツの制度を利用させてもらいました。本当学生って身分がね、凄い。
知り合いの方では、28歳という方もいらっしゃいますよ、『学生』。
これ書いてる時に、学パロの中でのクラウドの設定が思いついたのでメモる。
・数え年7歳からギムナジウムに通う。
・九年生(数え年16歳)で異説学園高等部に転校する。
・そこでレオンと出会う。
・セフィロスとかザックスはギムナジウム時代の先輩。
・だからそんなに歳が離れてない設定になるソルジャー1st組。
・三人組28歳、ザックス26歳
ドイツ語で日本の教育制度説明するの大変。そもそも単語がない。(『中学校』とか『高校』)
一応、ドイツの制度を利用させてもらいました。本当学生って身分がね、凄い。
知り合いの方では、28歳という方もいらっしゃいますよ、『学生』。
これ書いてる時に、学パロの中でのクラウドの設定が思いついたのでメモる。
・数え年7歳からギムナジウムに通う。
・九年生(数え年16歳)で異説学園高等部に転校する。
・そこでレオンと出会う。
・セフィロスとかザックスはギムナジウム時代の先輩。
・だからそんなに歳が離れてない設定になるソルジャー1st組。
・三人組28歳、ザックス26歳
ドイツ語で日本の教育制度説明するの大変。そもそも単語がない。(『中学校』とか『高校』)
ミッドガルの五番街と、隣接する六番街は異説学園あっての街と言っても過言ではない。その人口の八割割強が学園関係者で、さらにその六割ほどが学生である。なお、五番街は中等部と高等部、六番街には初等部と大学部がある。特に大学部は、大まかな学部分けの中に大小様々な学科があるため、必然と大規模となりその生活にも影響を及ぼしている。商品そのものが、生徒企画の大学製のものだって存在している。それはまたミッドガルのお土産の定番になるほど、質がよく一種のブランドを確立している。
各街間は公営の鉄道やバスで密接に繋がっており、学生の街だけあって彼らに対する優遇率は高い。五番街と六番街の行き来は学生証があれば料金はいらない。大動脈の高速鉄道こそ乗れないが、都市間急行までは問題ない。都市間特急も、市外一区間までつながっている。これがまた、学生にとっては非常にややこしい。ゆえに、高等部以上の学生の殆どは五番街、六番街の住宅街、通称学生村に住み、公共交通機関で登校しているが、自転車も大いに利用されている。親の仕事の都合上、五番街のほぼ対角の二番街に家があるスコールは公共交通機関に頼らざるを得ない。よって今日も、大混雑の電車に乗り込む。しかしそれもしばしの辛抱で、社会人の殆どは三番街や四番街で降りていく。向きが向きなため、入れ違いに乗ってくる乗客は割合少ない。大抵ドアの近くの席に座り、ぼんやりと押し付けられた音楽に耳を通して駅を出る。この時間は監理員の見回りが少ないため、心置きなく、静かに過ごすことができる。
五番街中央駅からは、市街鉄道に乗り換えていくのが早いが、大した距離でもないので、スコールはいつも徒歩で向かう。周りを歩く人間は皆一様に同じ制服を着ている。時折、違う制服が肩身狭い思いをしながらすれ違っていった。一様に黒を基調とした制服の中、カーキ色のカーディガンを纏った女子生徒は非常に目立った。
商店街に入ろうとしたところで、背後で自転車のベルが鳴った。
「よぉ!スコール」
バッツが自転車を押して駆けてきた。彼とスコールは、施設時代からの付き合いである。
「今から授業か?」
「あぁ」
必修以外は自由に選択できる、大学と同じ形式をとっている高等部は午前中に授業がないという状況も作ることができる。もっとも、スコールの場合は、興味がある授業がなかったというだけである。
「俺は午前中で講義終了。今からバイトに行くところなんだ」
(あぁ、だからか)
いくらなんでも、授業にこの格好はどうかというほど、バッツの格好は浮いていた。恐らく一度寮に戻って、着替えたのだろう。味も素っ気もない白いTシャツに、藍色のジーンズ。首には小さな黄色い羽のついた、どこかの民族工芸品を思い起こさせる首飾りがいつものように下がっている。施設時代からのもので痛みは酷いが、手放すそぶりを見せたことはない。
「そうか」
スコールはバッツのペースに落ちた脚を、元の速さに戻した。時計を見れば、始業まであと二十分ほどになっていた。門から教室までは大した距離ではないが、教室に着きたいと思う気持ちが優先し、相手をするのが面倒になったため、スコールは短く別れの挨拶をして先を進んだ。
「素っ気ないなぁ、レオンやクラウドがいるときはもうちょっと空気柔らかいのに」
バッツはそう呟きながら、自転車に跨って、スコールと反対側に向かってこぎ進めた。
数分後。教室に入ると昼の休憩も相まって、スコールの席はヴァンによって占領されていた。
「あ、席借りてるから」
手元のゲーム機の画面から視線をそらさずにヴァンは言った。いつものことなので、スコールは何も言わず鞄を机の横に掛けると、ジャケットを椅子に掛けて窓枠に凭れ掛かった。
「今日ちょっと遅い?」
ティーダも読んでいた雑誌から顔を上げた。開かれたページはYRPの特集ページだった。
「バッツに捕まった」
「あぁ、一緒に昼食べたから、多分その帰りだな」
昼からあの格好なのか、とスコールはバッツの格好を思い出した。人の格好に対して関心のないスコールでも気になるほどのそして丁度、担任教師が教室に入ってきた。
「あ、じゃあまた」
ヴァンはゲーム機をスリープモードにしてケースに仕舞うと、小走りに去って行った。
困憊、というわけではないがずっと座りっぱなしの姿勢は身体に負荷をかけているのは明らかだった。必修のエスタ史と選択の化学の講義を終えて、スコールは帰路についていた。
「スコール」
行きと同じ商店街を抜けていると、午前中と同様、後ろから声を掛けられた。しかし今度は歩道上ではなく、車道の端から。見れば黒い大型二輪に跨るクラウドがいた。
「何で」
こんな学生が多い時間に。そう続ける前に、クラウドが答えた。
「ヴァン宛の配達があったから」
「あぁ、あの花か」
一週間ほど前のことだが、いつもテンションの低いヴァンが酷く騒いでいたから容易に思い出すことができた。
「あと二番街の方に用事があるんだが、ついでに乗ってくか?」
そう言って、クラウドは後部座席を軽く叩いた。スコールは腕時計を見た。乗り換えがうまくいく電車に乗るには走ったところで、間に合うかどうかというところだった。
「あぁ、そうする」
二輪でも排気量が五百以上あれば、ミッドガルの首都高速に乗ることができる。クラウドのバイク、フェンリルは低いエンジン音を唸らせながら車の間を縫った。高いビルの合間を抜けていく光景はさながらレーシングゲームのように見える。冷たさを帯びるようになった風を受けながら、スコールはクラウドに捕まっていた。
「寒くないのか?」
ジャケットまで着こんだスコールと異なり、クラウドは前腕こそ眺めの手袋で覆っているが、上腕はむき出しのままだった。いくらまだ暖かいと言える気温であっても、これだけ風を受ければ体感温度も変わるのではないかと思った。
「まだ必要ない」
それに身軽の方が動きやすい。言葉短く、クラウドは答えた。
看板の案内に従い、フェンリルは一度高速道路を下りた。ぐるりと大きく回る道に合わせて速度を落としながら、普通の一般道より少し広めにとられた公道を走り抜ける。閑静な住宅街に響くエンジン音は高速道路の時以上に大きく聞こえた。
区画に沿って並べられた数字の23がスコールたちの家である。他の家と比べて際立つほど大きいわけではないが、きれいに整えられた庭は群を抜いていた。
門から家の方を見ると、大きく手を振りながらかけてくる男性がいた。
「お帰りスコール!!」
「今日は大統領いるのか」
「みたいだな……」
「クラウド君のバイクの音が聞こえたから、もしかしたらーって思って」
「まぁ、この辺でこんなバイクが走ることはめったにないでしょう、……」
不意にクラウドは視線を斜め後ろ上方に向けた。そして何かまずいものでも見つけたのか、勢いよく視線を元に戻した。何かあったのか、とスコールが聞く前に、クラウドはバイクに跨った。
「すみません。次の依頼があるので、失礼します」
「いやいや、こっちこそ送ってもらってありがとう」
「じゃあ、また」
「あぁ」
「斜め向かい、何かあったのか?」
「いや?特には……あ、久しぶりに帰って来てるってことぐらいかな」
補足:スコールの家の斜め向かいには実はセフィロスが住んでいるとかそんな設定。
各街間は公営の鉄道やバスで密接に繋がっており、学生の街だけあって彼らに対する優遇率は高い。五番街と六番街の行き来は学生証があれば料金はいらない。大動脈の高速鉄道こそ乗れないが、都市間急行までは問題ない。都市間特急も、市外一区間までつながっている。これがまた、学生にとっては非常にややこしい。ゆえに、高等部以上の学生の殆どは五番街、六番街の住宅街、通称学生村に住み、公共交通機関で登校しているが、自転車も大いに利用されている。親の仕事の都合上、五番街のほぼ対角の二番街に家があるスコールは公共交通機関に頼らざるを得ない。よって今日も、大混雑の電車に乗り込む。しかしそれもしばしの辛抱で、社会人の殆どは三番街や四番街で降りていく。向きが向きなため、入れ違いに乗ってくる乗客は割合少ない。大抵ドアの近くの席に座り、ぼんやりと押し付けられた音楽に耳を通して駅を出る。この時間は監理員の見回りが少ないため、心置きなく、静かに過ごすことができる。
五番街中央駅からは、市街鉄道に乗り換えていくのが早いが、大した距離でもないので、スコールはいつも徒歩で向かう。周りを歩く人間は皆一様に同じ制服を着ている。時折、違う制服が肩身狭い思いをしながらすれ違っていった。一様に黒を基調とした制服の中、カーキ色のカーディガンを纏った女子生徒は非常に目立った。
商店街に入ろうとしたところで、背後で自転車のベルが鳴った。
「よぉ!スコール」
バッツが自転車を押して駆けてきた。彼とスコールは、施設時代からの付き合いである。
「今から授業か?」
「あぁ」
必修以外は自由に選択できる、大学と同じ形式をとっている高等部は午前中に授業がないという状況も作ることができる。もっとも、スコールの場合は、興味がある授業がなかったというだけである。
「俺は午前中で講義終了。今からバイトに行くところなんだ」
(あぁ、だからか)
いくらなんでも、授業にこの格好はどうかというほど、バッツの格好は浮いていた。恐らく一度寮に戻って、着替えたのだろう。味も素っ気もない白いTシャツに、藍色のジーンズ。首には小さな黄色い羽のついた、どこかの民族工芸品を思い起こさせる首飾りがいつものように下がっている。施設時代からのもので痛みは酷いが、手放すそぶりを見せたことはない。
「そうか」
スコールはバッツのペースに落ちた脚を、元の速さに戻した。時計を見れば、始業まであと二十分ほどになっていた。門から教室までは大した距離ではないが、教室に着きたいと思う気持ちが優先し、相手をするのが面倒になったため、スコールは短く別れの挨拶をして先を進んだ。
「素っ気ないなぁ、レオンやクラウドがいるときはもうちょっと空気柔らかいのに」
バッツはそう呟きながら、自転車に跨って、スコールと反対側に向かってこぎ進めた。
数分後。教室に入ると昼の休憩も相まって、スコールの席はヴァンによって占領されていた。
「あ、席借りてるから」
手元のゲーム機の画面から視線をそらさずにヴァンは言った。いつものことなので、スコールは何も言わず鞄を机の横に掛けると、ジャケットを椅子に掛けて窓枠に凭れ掛かった。
「今日ちょっと遅い?」
ティーダも読んでいた雑誌から顔を上げた。開かれたページはYRPの特集ページだった。
「バッツに捕まった」
「あぁ、一緒に昼食べたから、多分その帰りだな」
昼からあの格好なのか、とスコールはバッツの格好を思い出した。人の格好に対して関心のないスコールでも気になるほどのそして丁度、担任教師が教室に入ってきた。
「あ、じゃあまた」
ヴァンはゲーム機をスリープモードにしてケースに仕舞うと、小走りに去って行った。
困憊、というわけではないがずっと座りっぱなしの姿勢は身体に負荷をかけているのは明らかだった。必修のエスタ史と選択の化学の講義を終えて、スコールは帰路についていた。
「スコール」
行きと同じ商店街を抜けていると、午前中と同様、後ろから声を掛けられた。しかし今度は歩道上ではなく、車道の端から。見れば黒い大型二輪に跨るクラウドがいた。
「何で」
こんな学生が多い時間に。そう続ける前に、クラウドが答えた。
「ヴァン宛の配達があったから」
「あぁ、あの花か」
一週間ほど前のことだが、いつもテンションの低いヴァンが酷く騒いでいたから容易に思い出すことができた。
「あと二番街の方に用事があるんだが、ついでに乗ってくか?」
そう言って、クラウドは後部座席を軽く叩いた。スコールは腕時計を見た。乗り換えがうまくいく電車に乗るには走ったところで、間に合うかどうかというところだった。
「あぁ、そうする」
二輪でも排気量が五百以上あれば、ミッドガルの首都高速に乗ることができる。クラウドのバイク、フェンリルは低いエンジン音を唸らせながら車の間を縫った。高いビルの合間を抜けていく光景はさながらレーシングゲームのように見える。冷たさを帯びるようになった風を受けながら、スコールはクラウドに捕まっていた。
「寒くないのか?」
ジャケットまで着こんだスコールと異なり、クラウドは前腕こそ眺めの手袋で覆っているが、上腕はむき出しのままだった。いくらまだ暖かいと言える気温であっても、これだけ風を受ければ体感温度も変わるのではないかと思った。
「まだ必要ない」
それに身軽の方が動きやすい。言葉短く、クラウドは答えた。
看板の案内に従い、フェンリルは一度高速道路を下りた。ぐるりと大きく回る道に合わせて速度を落としながら、普通の一般道より少し広めにとられた公道を走り抜ける。閑静な住宅街に響くエンジン音は高速道路の時以上に大きく聞こえた。
区画に沿って並べられた数字の23がスコールたちの家である。他の家と比べて際立つほど大きいわけではないが、きれいに整えられた庭は群を抜いていた。
門から家の方を見ると、大きく手を振りながらかけてくる男性がいた。
「お帰りスコール!!」
「今日は大統領いるのか」
「みたいだな……」
「クラウド君のバイクの音が聞こえたから、もしかしたらーって思って」
「まぁ、この辺でこんなバイクが走ることはめったにないでしょう、……」
不意にクラウドは視線を斜め後ろ上方に向けた。そして何かまずいものでも見つけたのか、勢いよく視線を元に戻した。何かあったのか、とスコールが聞く前に、クラウドはバイクに跨った。
「すみません。次の依頼があるので、失礼します」
「いやいや、こっちこそ送ってもらってありがとう」
「じゃあ、また」
「あぁ」
「斜め向かい、何かあったのか?」
「いや?特には……あ、久しぶりに帰って来てるってことぐらいかな」
補足:スコールの家の斜め向かいには実はセフィロスが住んでいるとかそんな設定。
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プロフィール
HN:
獅子えり
性別:
女性
職業:
大学生
自己紹介:
日本の真ん中あたりの都市に住処有。最近有名になった大学に在学。ドイツ語専攻中。ゲームは日常の栄養剤。小説書くのは妄想を形に(笑)本自体が好きという説明しがたく理解されにくいものを持っている。横文字は間違える。漢字は得意な方。英語は読み聞きはいいが話せない。他は自己紹介からどうぞ。
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