日常/感想/二次創作小説※重要。小説へはカテゴリーの一覧から飛んでください。取扱CPはDRRR:臨静臨/APH:東西&味覚音痴/異説:78中心天気組/黒バス:赤降赤/VGユニット:騎士団航空海軍他。DRRRは情報屋左推奨中。TV小説漫画DVD所有。APHは東西LOVE独語専攻中。漫画全巻CD原作柄所持TV二期迄。異説はもう天気組愛。原作は7のみ。コンピ把握。81012は動画攻略wiki勉強。究極本厨。赤降気味でリバOK。VG擬人化フレイム・サンダー辺りとか。コメント・誤字指摘歓迎します!!転載とかはご遠慮願います。
No.107
2011/06/04 (Sat) 15:00:42
pixivに投稿するほどのものではなかったので、小ネタとして掲載。
雲が五年ほど戻ります。体だけ。でも落ちができなかった……いつか書き足しているかもしれません。
雲が五年ほど戻ります。体だけ。でも落ちができなかった……いつか書き足しているかもしれません。
時空間魔法とは、これまた驚くべき魔法体系だな。
クラウドは敵の去った後のフィールドで一人頭を抱えた。去り際に向けられた指先から逃れられず、まともに魔法を受けてしまった。周りが暗闇に包まれる中、一瞬身体だけが持っていかれるような感触があった。剥がせないものを無理やり剥がし、あとから何か異質なものにくっつけられた。気持ち悪いと思ったのもつかの間、すぐにその違和感は消え去り、次に目を開いた時には何事もなかったかのような世界が広がり、敵影も気配もすべてが消え去っていた。
――― 一体何があったんだ
敵が去ったのなら、もうここに用はない。いつものようにバスターソードを背に担いで帰ろうと、柄を掴んで振り上げようとした時だった。
――― え?
むしろ自分が振り回した背後に持っていかれそうになった。肘の捻挫を回避するためにすぐに柄から手を離して、クラウドは地面に落ちた。振り返っても、あるのは自分の武器であるはずのバスターソードのみ。戦闘で疲れたのか。そう結論付け再度ソードに手を伸ばし持ち上げようとしたが。
――― 何で、上がらない
どうしても刃先が肘より上に上がらない。その重さを体感して、よくもまぁこんなものを軽々振り回していたなと思わず感心してしまった。
――― そうじゃなくて。
剣を持ち上げることは諦め、とりあえず地面に突き立てた。いつの間にか巻かれていた首元の布で刃の表面を拭きとって覗き込むと、そこにはわずかに幼くなった自分の顔が見受けられた。
――― 十代、か。
もともとそんなに老けた顔でもないのであまり違和感はなかった。
ふと、ごく自然な動作で取ってしまった布を見た。こんなもの、首に巻いていただろうか。いや、ない。絶対ない。そしてそのまま視線は手首へと移り、やがて腕に至った。記憶にある自分の腕に比べて随分と細かった。
そこへ足音が聞こえた。スコールのものだ、とクラウドはなるべく顔を合わせないよう背を向けた。
「何をしている?」
「いや、ちょっとアルティミシアと一戦交えたんだが、」
そこでクラウドは口を閉ざした。失念していた。背後にいるのはその魔女を倒すべくいる光の戦士じゃないか。
「あいつと戦ったのか?!」
予想通り肩を掴まれ無理に向い合せられ、じっと睨まれてしまった。
「あぁ、まぁ……」
何故一人で、とか、怪我は、とか、色々言いたいことがあるのだろうが、スコールはぐっと抑えたように息を吐いた。
「無事だったから、いいが……?」
肩から手を離して、眉間に手を当てて息を吐いたスコールはふと、自分の手を見た。明らかに何かがおかしい。しかしなんとなくその何かがつかめない。今しがた掴んだ肩は本当にクラウドのものだったか。それにしては随分と華奢なような気が。確かに自分より背の低い男であったが、鍛えられた身体の差は大きかったはずだ。
「それなんだが、」
酷く言いづらそうにしていたが、しばらくして、クラウドは無言でバスターソードを地面から抜いた。と言っても、それは真っ直ぐ抜いたのではなくてこの原理のように斜めにして無理やり地面から掘り起こしたに近い抜き方だった。図らずも、言わんとしていることが何か分かってしまった自分が聡いというべきかなんというか。
「……災難だな」
「全くだ」
やはり今のクラウドは若返った、という表現もおかしいが年齢をさかのぼっていた。あの魔女め、時間軸移動のほかにこんな傍迷惑な魔術を持っているとは。スコールは溜息をついた。
「今、何歳ぐらいの状態なんだ?」
そう尋ねると、クラウドは首をかしげた。何というか、どう見ても男性、というのが憚られる感じが否めなかった。十代前半だろうか。
「この格好なら十六かそこらだ」
そう言うと、スコールの目が若干見開かれた。言わんとしたことは分かる。クラウドは膝裏目がけて蹴りを一発入れた。
「どうせもっと下だと思ったんだろう」
「いや、う、らやましい限りだ」
思わぬ不意打ちを食らい、スコールは膝から地面に落ちた。地味に痛い。すぐに立ち上がり、やや痛む膝をさすった。
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獅子えり
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大学生
自己紹介:
日本の真ん中あたりの都市に住処有。最近有名になった大学に在学。ドイツ語専攻中。ゲームは日常の栄養剤。小説書くのは妄想を形に(笑)本自体が好きという説明しがたく理解されにくいものを持っている。横文字は間違える。漢字は得意な方。英語は読み聞きはいいが話せない。他は自己紹介からどうぞ。
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