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日常/感想/二次創作小説※重要。小説へはカテゴリーの一覧から飛んでください。取扱CPはDRRR:臨静臨/APH:東西&味覚音痴/異説:78中心天気組/黒バス:赤降赤/VGユニット:騎士団航空海軍他。DRRRは情報屋左推奨中。TV小説漫画DVD所有。APHは東西LOVE独語専攻中。漫画全巻CD原作柄所持TV二期迄。異説はもう天気組愛。原作は7のみ。コンピ把握。81012は動画攻略wiki勉強。究極本厨。赤降気味でリバOK。VG擬人化フレイム・サンダー辺りとか。コメント・誤字指摘歓迎します!!転載とかはご遠慮願います。
No.
2024/12/04 (Wed) 17:19:07

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No.123
2011/07/30 (Sat) 23:02:49

復活最初の小説は、「Unreliable Real」の続きになりました。
pixivのタグにつられて続きが書きたくなってしまいました。
嬉しいです・・・・・・続き待機タグ!

今回はあの二人がちょっと登場。
口調がわからないんだぞ、と。
これに尽きる。


 住居、食事はクラウドの口添えもあって、ティファの経営するセブンスヘブンの住居スペースを間借りさせてもらえることになった。この世界の右も左も分からないスコールにとっては非常にありがたいことだった。しかし無償で暮らすわけにはいかない。寝食という人間生活の大事な要素を提供してもらうのだから何かできることはないか、とスコールは二人に尋ねた。そうはいっても、この世界の住人ではないスコールにとってできることは限られる。セブンスヘブンの手伝いか、ストライフ・デリバリーサービスの電話応対か、もしくは治安維持協力ぐらいだろう、と推測した。できれば三つ目が希望だったが、ティファから返ってきた仕事は、スコールの予想の斜め上を行くものだった。
「じゃあ、クラウドを見ててくれないかな?」
「「……は?」」
思わず発した声はクラウドと声が重なった。椅子の足音を鳴らしてまで立ち上がったクラウドは何かを言おうとしたが、何も発することはなかった。二人分の視線を受け、すこし居心地が悪そうに再び椅子へと腰を下ろした。その一連をみて、スコールは仕事の内容について考えた。
――― クラウドを見る、とはどういうことだ。監視と言う意味でとらえるべきなのだろうか。だが、クラウドは監視しなければならないような性格をしていないし、少なくともそのような意味でない気がする……
いくら考えても仕事の意図が分からず、かといって、SeeDの立場上、尋ねることもしなかった。
ティファの方を見ると、苦笑しながら理由を教えてくれた。
「そんなに深刻なことじゃないよ。クラウドをちゃんとここに連れて帰ってきて欲しいの」
その言葉にスコールは驚いた。クラウドはここに住んでいるのではないのか。
「あんた、どこで生活しているんだ」
するとすぐに視線を逸らされてしまった。口の動きで、「教会」と言ったのが分かった。まさかあの崩れかけの教会のことか。何かしらの事情があるのかもしれないが、帰るべき場所を無碍にするのは寂しいことだ。
スコールの視線がやや厳しかったのを受けて、クラウドはぼそりと呟いた。
「いや、解ってはいるんだが」
「スコール、お願いね」
「分かった」
SeeDの名にかけて、やって見せよう。
 クラウドもしてやられたと項垂れた。帰りたくないわけじゃない、むしろ帰りたい。だが、余計な感情が先行して足を止めてしまっていた。しかしこれからは、自分を監視するスコールをこの店まで送らないといけない。それはつまり、必然的に自分も帰宅することになる。逃げることはきっと不可能だし、下手に逃げてスコールを迷子にしたらまずい。傭兵だから野宿等には慣れているかもしれないが、様々な不安要素がありすぎた。
ただ監督されるのも納得がいかなかったので、クラウドは仕事を手伝うようにスコールに言った。すると二つ返事で更にスコールは言った。
「そのついでに、この世界を教えてくれないか」
「あぁ、別に構わない」
どうせいろんなところに出かけるのだ。この世界の説明も楽になるだろう。それでも基本知識ぐらいは教えた方がいいのかもしれない。魔晄のこと、モンスターのこと、ジェノバのこと。
 話そうにも夜も遅かったので、すべては明日からということになった。
 
 
 
 
 異世界に来た緊張と不安のせいで、スコールは目が冴えてしまっていた。思った以上に繊細にできてしまってた自分の神経を落ちつかせるため、ちゃんと状態を見ることができなかったガンブレードを解体することにした。布巾を一枚借りて、膝に置いた武器を専用の道具を使って解体していった。刀身、リボルバー、グリップの三つに分け、更にリボルバーの回転軸を外して中の掃除をする。安全装置の隙間もふき取って、再度組み直す。簡単な作業だが、落ち着くのに非常に効果的のようだった。少しずつ眠気が身体を支配し始めいたが、自分の様子をずっとドアの影から見ている者がいたため、寝落ちることはできなかった。
 ――― 何かしたか、俺
顔を向ければさっと陰に隠れてしまい、またこちらを覗いてくる。
 ――― たしか名前は、
「……デンゼル」
「!」
急に名前を呼ばれたことに驚き、デンゼルは更に身を固くした。
「俺に何か用か?」
「……あんたは何者?クラウドが、すごく信用してる」
何者かと言われたら、信用されるかそうでないかは別として、答えは一つしか持ち合わせていなかった。上手い嘘を吐く気もない。
「俺は、異世界の人間だ」
「異世界?」
これ以外表現のしようがなかった。
「あぁ、クラウドとは、また別の異世界で会って、一緒に戦った」
「クラウドも一緒に……じゃあ、スコールは強いのか」
「さぁな」
自分の強さなんて自分で測れるわけがない。強さは相対的なものだ。相手がいて、初めて自分の強さを知ることができるのだから。
「信用するのか、俺の話を」
「だって、クラウドが信用してるんだ」
なるほど、クラウドはこの少年にとって絶対なのか。
 スコールの存在が消化できたデンゼルはその横に座った。近くで見ると、思ったより幼い印象を与えた。
「ねぇ、その異世界の話教えてよ」
「……そういうのは、得意じゃない」
抜き身のままのガンブレードを膝の上で刃の向きを変え、そして壁際に立てかけさせた。
 不意に、ベッドがさらに沈んだ。
「なら、俺が代わりに話そうか」
背後にクラウドが座ったためであった。
「もちろん、お前もだけどな」
「補足修正程度なら」
「聞かせて!」
[newpage]
 翌朝。慣れない環境の影響で、早朝に目が覚めたにもかかわらず頭は重くなかった。クラウドの服を借りて着替えを済ませて下の階に降りると、かちゃかちゃと金属音が聞こえた。音源はガレージの方で、覗いてみるとクラウドがバイクの整備をしていた。
「おはよう」
「早いな、あんた」
「一度ついた癖は治しようがない」
バイクについている砂埃を払うため、ホースからの水で丁寧に流していた。マッド加工の黒い車体は光を鈍く反射し、存在感を誇示していた。見た印象に市販の二文字は当てはまらなかった。
「改造か?」
「あぁ、モンスターがまだ残ってるからな」
一通り掃除を終えたクラウドは、ハンドルの部分にあるスイッチを押した。すると長めのバイク前方部が羽を広げるように展開し、そこにはあの合体剣が一本ずつ収められていた。
「凄いな」
「移動には邪魔だからな」
もう一度押すと、武器はバイクの中に折りたたまれていった。
 クラウドはガレージの隅に置いていた鞄を持ってきた。
「これが配達品だ」
手渡されて中身を開けてみると、梱包された物からそうでないものまで、大小さまざまに入っていた。
「あと大きい荷物が一つある。手伝ってくれないか?」
「分かった」
とりあえず鞄をバイクの傍に置き、スコールは荷物の括り付けを手伝った。
 
 
 
 
 配達は、様々な街を巡った。エッジをでてまず向かったのは、カームという、名前の通り閑静な街だった。エッジの錆びれた都会のイメージと対照的なほど、背の高い薄い色の壁の家が並んでいた。そのうちの一軒に鞄に入った包みを二つ渡し、受領確認を貰った。
その間、スコールはいやに視線を受けた。全く口には出さないが、それは懐疑的な視線だった。
「短期のバイトだ」
その視線に気づいたクラウドは一言告げた。
 それからというもの、届ける先々で同じような視線を受けた。クラウドは律儀に同じ説明を機械的に繰り返したが、見られているスコールにとっては飽き飽きするものだった。いっそ一言声に出してくれればいいものを、彼らはただ黙っているだけだった。
 海を渡ってジュノンに戻ってきたところで、クラウドは不意に肩を軽く叩かれた。
「見つけたぞ、と」
「……はぁ」
バイクに跨ろうとした脚を下ろして、溜息ついでにクラウドは背後を振り返った。
 スコールにとっては当然知らない人物であった。赤い髪が特徴のスーツを着た男。これで彼を知っている人物には説明が足りるであろう。その数歩後ろにはスキンヘッドのサングラスをかけた男が立っていた。
「何の用だ」
「酷い言い方だな、俺とお前の仲だろ、と」
肩に回ろうとした男の腕を回る前に払落し、クラウドはじ、っと男を見据えた。
「あんたたちとそんな仲になった覚えはない」
記憶と勘を使えば、クラウドの態度は敵を相手にした時に似たものだった。自然とスコールの手は腰に下げたガンブレードのグリップに置かれた。
すると、目敏く男の視線がスコールに移った。
「そっちの奴は?」
「行くぞ」
クラウドはバイクに跨り、エンジンをかけた。スコールは手を離し、バックシートに座った。
「おい、ちょっと待てって」
そういって男の腕が腕に触れようとしたところで再度、払われた。
「触るな」
男は肩をすくめ、バイクから数歩下がった。
「相変わらずだな、お前……ほらよ」
男が投げたものを、クラウドは受け止めた。投げてよこされたものは、赤く丸い結晶だった。
「召喚のマテリア……?」
「あの教会で見つかった」
お前、全部箱の中に仕舞ってるはずだろ?そう男が確認を取ると、クラウドは肯定を示した。鍵だってかけてあるという自信があった。
「発動中の様だ」
今まで一言も発していなかったサングラスの男が言った。
 クラウドはそれを陽に透かして見た。赤い流れが結晶の中で盛んに揺らぎ回っていた。
「これは預かる」
「もともとそのつもりで、お前に渡したんだぞ、と」
「用件はもっと手短に簡潔にしてくれ、レノ」
「ま、今度からな」
そういって、赤い髪の男、レノは踵を返した。
「それは、召喚石か?」
「……そうだな」
一体誰の魔力を消費して召喚されたのかは分からない。だが何が召喚されているのか、予想に難くはないが信用できない。後であいつに連絡を取ろう。
「とりあえず、行くぞ」
クラウドはそれをポケットに仕舞うと、ハンドルに手を伸ばした。 
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日本の真ん中あたりの都市に住処有。最近有名になった大学に在学。ドイツ語専攻中。ゲームは日常の栄養剤。小説書くのは妄想を形に(笑)本自体が好きという説明しがたく理解されにくいものを持っている。横文字は間違える。漢字は得意な方。英語は読み聞きはいいが話せない。他は自己紹介からどうぞ。
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